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Open Source CFD メモ帳

Open Source CFDの使い方に関するコツをメモ帳形式でまとめたものです。 Open Source CFD実施時に前処理(プリ)、ソルバー、後処理ポストについてそれぞれSALOME、OpenFOAM、Paraviewを利用しています。

SALOMEの基本操作(GUI編)

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SALOMEの基本操作(GUI編)

目的

 SALOMEの基本操作(GUI部分)の一部について説明します。基本的なGUI操作はSALOMEのヘルプ(「Help」→「GUI Module」→「User Guide」)に詳細に書いているので、そちらに参照すべきです。ここでは幾つか覚えておきたい点について説明することに限ります。

SALOMEのシステム構成

 SALOMEは統合的CAEシステムを目的に設計されたプラットフォームであるため、「カーネルと基本GUI」+複数の「モジュール」から構成されます。「カーネルと基本GUI」はSALOMEのベースとなり、各「モジュール」は特定な機能を持つツールボックス見たいなものであり、特にメッシュ作成に必要のは「Geometry Module」と「Mesh Module」の2つがあります。

SALOMEの画面構成

 図1に示すように、SALOMEのGUI(画面)は主に「メニューバー」、「ツールバー」、「オブジェクトブラウザ」、「ビューワー」、および「Pythonコンソール」から構成されています。
 「メニューバー」の項目と「ツールバー」のアイコンをクリックすることで、色々な機能を呼び出すことができます。
 「オブジェクトブラウザ」には作成した項目(パーツ)を表示されます。
 「ビューワー」に使用中のモジュールに応じて、グラフィックで対象を表示することができます。例えば、「Geometry Module」の場合「OCC Viewer」が表示され、3次元モデルの形状の表示ができます。
 「Pythonコンソール」では、Python言語を使ってTUIベースで操作を行いことができます。
図1 SALOMEのGUI

ビューワーのマウス操作

 マウスを用いた操作は通常のソフトと殆ど変わらず、「クリック」や「右クリックによるショートカットメニュー表示」などが普通にできます。但し、ビューワー内における対象の操作では以下のマウス操作が可能です。
  • 対象を回転させる:Ctrl + 右ボタン+マウス移動
  • 対象を移動させる:Ctrl + 中央ボタン+マウス移動
  • 対象を伸縮させる:Ctrl + 左ボタン+マウス移動、あるいは中央ボタンのスクロール

Pythonの書き出しと読み込み

 SALOMEで行われた作業内容はPythonスクリプトとして書き出すことができ、これによって一連の作業内容をファイルに記録することができます。また、書き出したPythonスクリプト(自分の手を加えたものも)を読み込むこともできる、スクリプトを読み込むことより以前の作業内容が自動的に実行されるので、非常便利な機能と思います。
  • 書き出し:「File」→「Dump Study」をクリックする
  • 読み込み:「File」→「Load Script」をクッックする

環境設定

 SALOMEの作業環境をよりしやすくする環境設定機能があります。「File」→「Preference」をクリックすると、環境設定画面が表示されます。ここでは、基本的な設定、ビューワーの表示方法(色、線、面など)、生成する最大メッシュ数の制限などが設定できます。

単位系設定

 メニューバーの「File」→「Propeties」から形状作成に使われる単位系の設定ができます。

ヘルプ

 SALOMEの操作について、より詳細な情報が必要な際、メニューバーの「Help」を見るのは一番です。色んな有用な情報が入っていますが、英語なので少し苦労します。

以上です。
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